立っているだけではない!通行止め警備の奥深さ
こんにちは。
いやぁ、寒くなってきましたね。
12月に入り、千葉県でも寒さが少しづつ厳しくなってきたなぁと感じます。
そろそろヒートテックの出番かなぁと・・・。
空気も乾燥してきましたので、風邪には十分に注意して
日々過ごしていただければと思います。
さて、今回は昨日、通行止めについて管制に習ったことを
自分の言葉に置き換えて、書いてみようかなと思って
このブログを書いてます。
来年、指導教育責任者の資格を取るにあたって、このようなケースバイケースの事も
学ぶんだろうなーと思ったので、最近はそういう話はしっかり覚えておくようにしております。
所々間違いはあるかもしれないので、間違った点がありましたらご指摘いただければと思います。
通行止め警備にも種類がある
一言で通行止めといっても、2種類あります。
新人隊員さんはそれらを理解せずに通行止めの警備を行うと、色々と大変です。
特に入社して経験が浅い方は一度はやってしまうミスですので
もしやってしまっても、次気を付ければいいと思ってくれればいいと思います。
・何のために通行止めにしているのか
そもそも、何で通行止めにするのかという話からさせて頂きますと
工事を行う際に片道交互通行が出来ない狭い道路などについては、通行止めを行うことによって
工事を円滑に行うことが目的とされております。
車がたくさん通ってる一車線道路なんか工事なんか無理ですもんね!
現場の人が安心して工事ができるようにするために私たちが通行止めにします。
すべての車を通行止めにはできない
とは言っても、工事区間に駐車場があったり、家があったりする場合は「車を別のコインパーキングに止めてください」などと言えれば楽ですが、流石にそこまで権力がある訳ではありません。いつも言ってますが、警備員は私人なのでね。
近隣住民に対しては気を付けて通って頂くという形で促す必要があります。
道路使用許可がいる場合と不要な場合がある
工事現場を通行止めにする場合、一般的には道路使用許可が必要となります。
しかし、私道など行政の管轄にない場合などは道路使用許可が不要なケースもあります。
道路使用許可証が必要な場合は道路使用許可に則った対応が可能ですし
道路使用許可証が無い場合は無い場合での対応が必要となります。
道路使用許可証を取っている場合
まず道路使用許可を取っている場合は、一般的な通行止めとなります。
近隣住民のドライバーさん以外は通行を制限することを促す事が出来ます。
要は、一般ドライバーは入らないでくださいというお願いが出来ます。
あくまでもお願いです。
強制ではありませんが、その先には工事が行われていることは明白なので
バックで戻ってもらったりする可能性があるので、普通は通らないんですけどね・・・
道路使用許可証を取っていない場合
一方、道路使用許可を取っていない場合は通行止めを行うことが出来ません。
そのため一般ドライバーさんには迂回してもらうように促すようこちらもお願いが出来ます。
要は、工事中なので回り道でお願いしますとお願いする事が出来ます
両方とも結果的には工事を行っている現場に車の侵入を防ぐことが目的ですが
現場を担当する警備員においては、トラブルを避けるために、この差は覚えておく必要があります。
滅多にありませんが、「道路使用許可無いんだから通行止めにする権利はない」と言い出すドライバーさんも
ごく稀におりますので、道路使用許可証の有無に対する対応の仕方については、しっかりと事前に確認しておく必要があると思います。
入って来ようとする車はまずすべて止める
さて、実際に通行止めや迂回誘導を行う際の実施方法ですが
慣れないうちは通行止め、迂回問わず、当該区間に侵入しようとする車については
一般車、トラック問わず、全て止めることが大事です。
止めれば、「この中に用事がある」「工事車両だから通るよ」など言ってくれると思いますので
用事がある車両のみ通すようにしましょう。
工事区間の手前か奥か
また、工事場所の近くにある建物の手前か奥かを確認しましょう。
もし奥に駐車場がある場合は回り道してから入るようにお願いするのがいいのではないかと思います。
こればっかりは場数ですが、時間をかけて慣れていく必要があります。
道路使用許可証の有無は必ず確認する
道路使用許可証の有無は大切です。
次回、一般道で片道交互通行のお話をする予定ですが、
その際も道路使用許可証の確認は大切です。
前もってお話しした通り、道路使用許可証の有無で
対応の仕方が変わります。
複数人で通行止めを行う場合はリーダーが
一人で通行止めを行う場合は、自分で
当該区間の道路使用許可が有るか、無いかという確認を行い
ドライバーにとって必要な対応を行うことが大切となります。
適正に通行止めを行うには
適正に通行止めを行うには、それなりの知識が必要となります。
その知識は新任教育などの研修ではなかなか覚えることはできないかなとは思います。
先ほども言いましたが、要は場数ですね。
私どもも、現場でお客さんに怒られないようにチームワークを組んで取り組んでおりますが
それでも怒られることはあります。
その場合は、経験だと思って、怯まずに次ミスしなければいいので
この経験を糧に成長していただければいいなと
私は思います。