やるのかやらないのか
良く分からないなぁと最近感じている東京オリンピック・パラリンピック。
今回はそのお話となります。
とりあえず、現状としては海外の観客はご遠慮いただくということになっているようです。
まぁ、これも新型コロナウイルスの感染状況次第でひっくり返ることもあるのかもしれませんが
今のところは開催するということになっておりますね。
今回はオリンピック・パラリンピックの警備のお話と、警備JVという聞きなれないお話を
させていただきます。
オリンピック警備は雑踏警備に該当する
海外客が来られる、来られないは関係なしに、人が集まる場所での警備は一般的には「雑踏警備」と言います。
書いたままなのですが「雑踏の中で行なう警備」として、お祭りやイベント警備などが代表とされており
交通誘導と同じ2号警備にカテゴライズされます。
雑踏警備の一般的な契約の流れ
一般的には1つのイベントに1つの会社が行うことはあまり無く
例えば花火大会であれば、イベント企画者と警備会社。あと所轄の警察の生活安全課が話し合い
警備を行なう場所を選定を行ない、そのうえで、各社にブロックごとに分配していくというのが一般的となります。
例えば、「五輪警備は今度の花火大会は10名出せます!」ってなった場合は
その10名に見合ったブロック割が行われ、当日警備に当たることとなっております。
オリンピックとなるとそうはいかない
一般的な雑踏警備はそれでOKであると思いますが、やれオリンピックとなると、そういう訳にもいきません。
国土交通省は大会期間中の観客と大会スタッフ数は約1,010万人、 1日当たり最大約92万人と予測しており、この数は当社が行う花火大会では約40万人(1日開催)また、多くの人が年に2回集まるコミックマーケットであっても4日目の来場者数は19万人を記録。 4日間の累計は75万人と、規模が違うイベントであることは容易に想像できるのではないかと思います。
各警備会社の統制を行なう団体として・・・
これだけ大きなイベントであると、当然統制が取れなくなる可能性があるという懸念点が発生しますので
オリンピック警備を行なうための単体としてセコム株式会社と綜合警備保障株式会社が共同で立ち上げた団体が
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体(通称警備JV)が発足されました。
警備JVの今後
個人的な予測ではありますが警備JVについては、オリンピックが終わったら解散ということはないのではないかと私は思います。
オリンピック警備を行なうための警備団体としてまずは設立された団体ではありますが、今後も様々なイベントと言うのがあります。
直近ですと2025年に行われる予定の大阪万博や、今後も国際大会として多くの観光客や外国人が
来るイベントと言うのは増えてくるのではないかと思います。
その中で存在感を発揮する団体となって頂ければいいのかなと思います。
当社としても現在は警備JVには加入しておりませんが、今後の動向などを考慮したうえで
参加を検討していければと考えております。