労災事故を防ぐための具体的な対策
労災事故というのは、ちょっとした気のゆるみや不注意で起こるケースということが多くあります。
危険が伴う現場については、安全配慮を行なった上で作業を行なうため、その安全配慮に欠いたことが
重大事故に発展するケースというのが多く見受けられます。
具体的には、下記のような事を行なっていくことで、労災事故が減っていくのではないかと思います。
準備運動の励行
準備運動を行なう事非常に大切です。
施設警備などでは慣習が無い職場もあるかもしれません
交通誘導警備なども、時間がひっ迫しているときは、準備運動をする暇もなく現場に立つこともあるかもしれません。
しかし、その結果、思うようなパフォーマンスが上げられずに労災事故につながると言ったケースも多く見受けられるのではないでしょうか。
そのような状況にならないために、朝・昼は必ず準備運動を行なうことで
事故に防止に繋がっていくのではないでしょうか。
業務開始前の危険個所の事前確認
1号警備、2号警備関係なしに業務開始前には必ず危険箇所というのを確認しましょう。
施設においては
・普段無いものが置かれてある
・床が濡れている
・残業者などの有無
・外周の場合は、マンホール等の異常確認
交通誘導においては
・縁石の有無
・工事箇所の確認
・工事箇所周辺の危険物の確認
・周辺地域における施設の確認
特に周辺施設においては、学校がある場合は、通学時間とそうでない時間で
道路の状況が一気に変わってくることがあります。
その際に焦って誘導した結果、事故につながると言ったケースもありますので
そのような点についての注意は怠らないようにした方がよろしいかと思います。
指さし確認の励行
目視というのは、勘違いを起こす元となります。
しっかりと指さし確認を行なうことで、再確認を行なうことが出来ますので
面倒くさがらずにやることをお勧めします。
さいごに
このような、ちょっとしたことで、労災事故は発生率が減っていくのではないかと思います。
2020年の労災件数は2019年と比較すると減少しておりますが、10年前と比較すると増加しております。
これは、警備業がこの10年で警備員数、警備業者数ともに増加傾向にあるからといった事が理由となっております
しかし、私はもっと労災事故というのは減らしていけると考えております。
一人ひとりの注意で事故はゼロになることはありませんが限りなく少数となるのではないかと思います。
これらの啓蒙活動というのは、我々経営側が考えなければなりません。
しっかりと、経営側や管制側が、個々に発信していくことで
事故というのは減っていく物であると私は考えます。