もうすっかり春ですね。
当社では、この春に向けて様々な取り組みを行っております。
先日から開始させていただきました明日発注できるガードマンマン情報の提供についても
今回新しく始めさせていただいた取り組みの一つです。
現場のお客様の声を元に作らせて頂いたサービスですので是非ご利用いただければ
幸いでございます。
さて、今回は、通行止めについてです。
通行止めは「立っているだけの仕事」と思われがちですが
実は奥が深いお仕事であることをご紹介させて頂ければと思います。
通行止めには2種類ある
通行止めの業務には大きく分けて2種類あります。
ひとつは、一般的な「通行止め」、もうひとつは「迂回誘導」と呼ばれます。
原則的にやることは、通行止めであっても迂回を促す業務ですので、ほぼやることは同じです。
通行止めの実施場所として「公道」か「私道」かによって通行止めと呼ぶか、迂回誘導と呼ぶか変わってきます。
差は道路使用許可証があるかどうか
この差は、道路使用許可証があるかどうかという差になります。
原則的には私道はあくまでも私の道路なので、市や県や国の管理ではありません。
よって道路使用許可証がなくともその道を(近隣住民の許可があれば)使用する事が可能です。
また、そのような場合、大体が隣接道路の土地を施工主が所有しているケースが多いため
近隣の付き合いが良好であれば、そこまでうるさく言われることもないと思います。
逆に、公道で通行止めを実施する場合は、必ず道路使用許可証が必要となります。
道路使用許可証なしで通行止めを行うのは違法ですので、必ず道路使用許可証を管轄の警察署で取得してください。
まぁ、公道の場合はほとんどのケースが通行止めにするのは許可が下りないケースが多いですが・・・
通行止めに向いている人
通行止めや迂回誘導を行う際は、警備員は「迂回をお願いする」訳ですので
ドライバーさんへの気遣いが求められます。
ドライバーさんも色々な方がおります。
「なんで通行止めなんだよ!」と怒鳴る方も中にはおります。
その際に臨機応変に対応できる方が通行止めには向いていると私は思います。
一概に絶対にこうだとは言えませんが、若手の隊員よりは、高齢の方のほうが、そのような場数を踏んでいるケースが多いため
通行止めに向いているのではないかと思います。
まぁ、それも経験次第で埋めることも可能かなとも思います。
通行止めに向いていない人
半面、通行止めに向いていない人というのもおります。
具体的には、基本的にはドライバーさんとのコミュニケーションを取ることが大事なお仕事ですので
そのコミュニケーションが取れない方
あと、若手の隊員さんで良くあることが、「ウチの現場の作業車」か判別がつかないため、中に入れてしまうケースが
よくあります。
後者については経験や、「とりあえず侵入しようとする車は一度止める」という指導を行うことで解決するケースが多いですが
コミュニケーションが取れないといったケースは話になりません。
通行止めを行う際は、必ず2人以上で行う事が多いと思いますので
かならず現場の監督さんは面倒だとは思いますが全員とコミュニケーションを取ってみて、会話が出来ないような隊員さんが居れば
「コイツは本当に大丈夫なのか?」と聞いた方がいいかもしれません。
そして、コミュニケーションが取れないくらいであれば、まだしっかり仕事する気があるためいいのですが
「持ち場を離れる」隊員というのもおります。
このような隊員さんがおられたら、必ず注意をすべきであると思いますし
改善が見られないようであれば、契約している警備会社にクレームを入れるべきであると私は思います。