パッケージは自分で作ろう
Photo taken with Focos

こんにちは。
季節外れの台風が発生したりしている昨今ですが、まだ暑い日々が続くようですね。

早く涼しくならないかなぁと、毎日のように思っております。

 

世の中には様々な商品があふれております。
その中で〇〇セットや○○パックという名前の商品が多くあります。

セット商品、便利ですよね。

自分が考えずに企業のオススメ商品を、場合によっては割安で手に入るので。

最近では様々なサービスや商品がパック化されておりますが、私は個人的にはパッケージ化こそが
個性を消すものであると思っており、1から10までパッケージ商品を採用するということは

経営者として我を殺すこととなると思っており、今日はそんなお話をさせて頂ければと思います。

いろいろなパッケージ商品がある

パッケージ商品と一言で言っても、いろいろなパッケージがあります。

本来の意味は商品を梱包するだけでもパッケージと言いますが、ここでのパッケージというのは
A商品とB商品を合わせてC商品として作り出すという意味でのパッケージであると思ってください。

特にわかりやすいのは「福袋」ですね。

ブラックボックスとなっているので、一部の目玉商品はあるかと思いますが
「売れ残り」や「在庫処分」などが製作者の意図があると思われます。

その中で好きなものが入っているという確約があるのであれば、それは買う人にとっては利益がある商品であると思います。

また、飲食店のパッケージ商品の「バリューセット」「ランチセット」などは
ある一定の客数が見込めるため、大量仕入れをして原価を抑え、更に価格を抑えた分
来客が増えるため、お店の認知を目的ともしているかと思われます。

そして、旅行会社の商品である「パッケージツアー」は
個人客を集めて団体客として割引を適用したり、そこに添乗員や、より個人では味わえない
特別なサービスを付加価値とすることで、価値を見出していると思います。

製作者の意図を探ろう

このように、様々なパッケージ商品がありますが、製作者の意図としては様々な考え方があります。

また、業界的にパッケージ販売しかしない商品というのがあります。
システム開発なんかそうですね。

あんなの小売してたら使えるもんも使えなくなってしまうので(笑)

ただ、Aの商品とBの商品は独立したものにもかかわらず、それらを切り分けて販売はできない
(または切り分けるなら別料金だ)などと言われるサービスは私は個人的には利用しません。

具体的な明言は業界をディスることとなるので避けますが、そのような商品に対しては
「このパッケージを作った意図」というのを考えることで、世の中には類似商品や同サービスというのはごまんと存在するため、商品の選択をしやすくなるのではないかと考えます。

 

付加価値はそんなに必要なものなのか?

そして、その付加価値は本当に自分に必要なものなのか?という点を考えなければならないと思います。

例えば、パッケージツアーに「添乗員が1名ついてくる」というパックであったとします。

果たしてその商品に添乗員を付けることで、どれくらいのコストがかかるでしょう?

恐らく、添乗員の日給が2万円前後だと仮定すると、「添乗員」という商品なので、当然そこに利益率がかかります。

例えば原価率を50%と考えると、約4万円がパッケージのすべての価格に転嫁されます。

20名で行われるツアーであれば、1名あたり、2000円がそのパッケージに転嫁されております。

その付加価値がもし要らない場合、わたくしたちには2つの選択肢があると思います。

①その付加価値がないパッケージに変える

②付加価値は要らないからその分値下げしてほしいと交渉する

さすがに添乗員がパッケージがついているツアーに対して、このパッケージの中で添乗員は要らないから
外してくれとは言えないのですが、システム構築などはどうしてもパッケージにせざるを得ないのですが
「この機能は要らないからもっと安くしてくれ」というのは交渉の上で必要なものだと思いますので
本当にこの付加価値に自分の求めているものに対して意義があるのかというのをよく吟味したうえで、
付加価値を付けることで逆に割高になっているのではないかという点を疑うことを意識していく必要があると思います。

具体的に私が取る行動

私の場合、よくいろいろな商品の営業電話はかかってきます。

その中で商品そのものの妥当性は当然考えます。

電話ってずるいよね。いきなり電話が来て、その場で考えないといけないから。

・・・とはいってもその日に決定してくれっていう営業さんは当然断るのですが

当然、まずはその商品に対して会社に本当に必要なものであるかという点を検討します。

その後、必要であれば「その商品の何が必要か?」を検討し、いらない部分があれば、そこの部分をパッケージから外してもらう交渉を行います。

こうする事で、本当に欲しい肝の部分が残るので、その結果が例え芳しくなかったとしても我慢できますので、私はそのようにしてますね。

結局欲しいかどうか

とは言っても、パッケージは楽ですし、丸投げできるので、それなりのクオリティは出してくれます。

ただ、決まった形式から外れることはないので、冒険することは出来ません。

例えば旅行に行くなら、パッケージツアー

冒険したいなら、トリップアドバイザーの口コミを見ながらイチからマイツアーを作り上げるような冒険をしてみる。

その旅は「何が起きるかわからないぜー」とか言ったワクワク感が要らないならパッケージで良いと思いますし

自分でツアーを構築しても必ず面白いとも限らないので

要は、好みの問題だとも思います。

また、トリップアドバイザーの意見を無視して昔、評価1点台の施設に泊まって偉い目にあった事もあるので、自分でパッケージを作ることは何事も自己責任でお願いします(笑)

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