こんにちは。
クッソ暑いですね・・・・
こういう日は、ビアガーデンで一杯って思うんですが
そういうわけにもいかないこのご時世なので・・・まぁ、仕方ないですね・・・
来年の夏は、外で冷たいビールが飲めるといいなぁと思います。
今回は完全に内輪ネタです
さて今回は、完全に警備業界の内輪ネタになってしまうのですが
警備業は年に一度、所轄の警察の生活安全課による立入検査があります。
例年は10月頃に行っていたのですが
昨年の立入検査の際に「来年以降は忙しいのでいつやるか分からない」と生活安全課のご担当者がおっしゃっており、そのままコロナモードに突入してしまいましたので
「いつやるんだろぉねぇ」と管制と話しておりました。
突然来る「やるよ電話」
7月の末頃だったかな?「立入検査いかがですか?」とご連絡をいただきました。
まぁ、電話だから突然に決まっているのですが、それなら一番暇(?)なお盆にやってもらおう
と言った形で8月13日に調整していただき立ち入り検査を行っていただきました。
立ち入り検査の内容大公開!
立入検査と言っても基本的な事が出来ていれば問題ないのですが
ざっと、どんなことをやるのか?というご紹介をさせていただきます。
警備員名簿はあるか
警備会社は警備員として雇用した名簿を補完しなければならない義務があります。
なので、警備員名簿の確認は必ず行われます。
名簿に貼り付ける写真についても、3年(だったかな?)ごとに更新しなければなりませんので
しっかり写真が貼られているかという点もチェックされます。
教育(新任・現任)はしっかりやっているか、実施記録はあるか
警備員は入社時に20時間、入社後に10時間(検定者は8時間)の研修を
受ける義務があります。
それらを必ずやらなければならない。行った記録もしなければならない
という部分を確認されます。
新人の身元確認はしっかりやっているか
警備員は結核事由(警備員になれない人)というのが存在します。
具体的には
- 成年被後見人、もしくは被保佐人又は破産者で復権を得ない者
- 過去に禁固以上の刑または警備業法の規定に違反し罰金刑となり、処分から5年以上経過していない者
- 直近5年間で警備業法に違反した者
- 集団・または常習的に警備業の規則に掲げる罪にあたる行為を行う恐れがある者
- 暴力団員と関わりがある者
となっておりますので、入社時には住民票や身分証明書のコピーなどの保管を行っております。
それらがしっかり保管されているか。
という点をチェックします。
装備品は適切に施錠管理されているか、管理簿はあるか
警備会社には武器があります。
具体的には警戒棒、警戒杖などといったものが常備されております。
実際にはほとんど使いませんが、「失くした」「盗まれた」などという話になったら
シャレになりません。
なので、しっかりと施錠して管理しているか。
また、管理簿を作って、増減なく保管できているか
といった部分をチェックします。
教育実施表(時間割みたいなもの)はあるか
先ほど、警備員は「警備員は入社時に20時間、入社後に10時間(検定者は8時間)の研修をしなければならない」とお話ししましたが
その研修は何をしても良いわけでなく、「警備業法施行規則」で規定された内容についての
研修を行わなければなりません。
そのための時間割というものを作ります。
それがしっかりと作られているか。
保管されているか。
そういう点をチェックします。
警備契約書は管理しているか
警備は、当然商取引ですので「契約書」が存在します。
なので、その契約書というのも「いつからいつまで」「どの場所で」という内容の警備契約書
を作っております。
それがしっかりと保管されているかという点をチェックします。
いつ、どこに、誰が現場に行ったかという記録は管理しているか
警備契約書に準じて、実際に警備の営業を行っていきますが、それを実際に誰が、いつ行ったのか
という点を記録、保管する必要があります。
なので、実際に現場に行った個人の記録というのも、保管、管理しているかどうか。
また、研修を行った日もそこには書いてありますので、研修終了簿と日付は合っているか?
等をチェックいたします。
大体こんなもんだったかな?
これらを口頭、実際の書類を照らし合わせて検査を行なってもらいます。
ちなみにこれらは警備を行うにあたって基本的な事を検査するため、基本的には問題はないのですが
それでも毎年教育をしていない。契約書の管理をしていない。2級道路を無視して配置している。
などと言った業者さんが立入検査で指導や改善命令を受けることがあります。
実際にどのようなことになるかという点については↑をご参考にして頂ければわかると思います。
千葉県内でも毎年2社~3社程度の指導を受けているそうです。
まぁ、何が言いたいかと言いますと
毎日丁寧に仕事をしようって話ですね(笑