ネットで面白い取り組みをしている警備業協会がある?
警備業協会
「協会」と名前が付くと、あまり一般の人にはとっつきにくい名前だと思います。
事実、各県の警備業協会のホームページは会員向けコンテンツが充実しているというイメージです。
私が警備業協会のホームページを見るときも、検定の日程の確認や、問合せ先の確認くらいしか使いません。
そして、そのコンテンツ量で十分満足しています。
さて、今回はそのような「警備会社の担当者が情報を取りに行く」という目線でなく
「一般の人が警備業協会のホームページを使う」といった目線から
情報を取りに行く目的以外のコンテンツ提供を行なっている警備業協会を
4つご紹介いたします。
※各画像をクリック(タップ)するとその協会のホームページにアクセスできます
北海道警備業協会
北海道での警備需要というのが高まっている印象があります。
その中で警備業協会として、東京オリンピックの成功させるためには
人的リソースの確保というのは急務なのではないかと思います。
北海道警備業協会では、人的リソースの確保を前面に押し出したサイト構成を行なっている
という印象であると思います。
各警備会社の求人情報がある
特に、警備隊員の募集をサポートしている警備業協会があったのは私はびっくりしました。
オリンピックのみではなく、慢性的な人不足の業界ですので、このように求人募集のページがあるのは
会社のPR的にもいいので、もしあったら、私も使うかもしれません。
宮城県警備業協会
宮城県警備業協会では、警備業協会会員のみのコンテンツだけではなく、一般から来られる
来訪者にも考えられたサイト作りをしているという印象を受けました。
とにかく見やすい!
基本的に協会のホームページというのは、協会の会員と、協会に入りたい人くらいしか
見ないのですが、北海道警備業協会もそうですが、しっかりウェブサイト構築に関する基本がしっかりできており、来訪者のことを考えたサイトがしっかりできているなーと言う印象でした。
インフルエンサーによるYouTubePR動画がある
「仙台発のYouTuber「ほーみーず」の二人が一日警備員を体験する!」という内容で
警備業のPRをしたりと、警備業に対する認知度向上などにも力を入れております。
ホームページだけじゃない様々な活動!
宮城県警備業協会では、ホームページだけでなく、様々な活動を行なっているようです。
具体的には学校・幼稚園、地域団体、企業等に出向いて「護身指導員による護身教室」を無料にて開催いたり、東日本大震災の被災地での安全・安心活動を推進するという目的で、災害支援隊を作ったりなどを行なっているため、地域に根差した活動を行なうことにより
警備業の地位向上を行なっていただいているという印象を強く受けました。
東京都警備業協会
東京オリンピックの開催都市である東京ですが、東京都警備業協会も、オリンピックっぽい
作りとなっており、キャッチコピーも「おもてなし」や「警備員日本代表」などといった
キャッチーな文言を使っているのは流石だなぁと感じました。
東京も会員向けのページは表に出さず、一般の方向けのページが多いかなーという印象です。
「TOKYOを守る!警備の仕事」コンテンツが秀逸
「TOKYOを守る!警備の仕事」というコンテンツですが、内容的には
北海道や宮城県の内容とあまり変わりませんが、一般の方に分かりやすく、見やすいコンテンツになっていると思います。
また、警備員になる際に不安な点のQ&Aや実際の隊員さんの動画などのコンテンツも充実しているので、「警備の仕事してみたいけど、まず何をすればいいかわからない」「もっと詳しく仕事内容を知りたい」と言った方には、絶対見て損は無いものだと思います。
石川県警備業協会
島根県警備業協会でも、人材募集をサポートしているコンテンツがあります。
ただ、これ、どーやって運用しているんだろう・・・?って思った内容もあったので
ご紹介させていただきます。
応募までできちゃう隊員募集コンテンツ
求人募集のサポートを行なっている警備業協会は数多くありますが
メールフォームを作って、応募まで完結できるホームページは石川県のみでした。
サイト作る側としては個々のメールフォームを作る作業って結構大変なんですよね。
ここまで丁寧にやってくれることには大変好感が持てます。
番外編:こんなこともしてくれる警備業協会
さて、ここまでは、ホームページのコンテンツのみに目を向けてきましたが
ここからは、この県はこんなことまでしてくれるんだーといった警備業協会を
2つ(+α)ご紹介いたします。
ドライブレコーダーの助成がある!島根県警備業協会
島根県警備業協会では有事の際のドライブレコーダー記録の提供を条件として、ドライブレコーダーの助成金を支給しているようです。
車での移動が多い地域にとっては、防犯などのためにはとてもいい施策だなぁと思います。
もっと勉強したい人向けの塾がある!千葉県警備業協会
千葉県警備業協会では、2級検定向けに確実に合格を目指したり
指導教育責任者向けに、研修の知識を深めると言った目的のための
「警備員実践塾」というのを行なっております。
この警備員実践塾ですが、私も一度参加いたしました。
この会社に入ったばっかの際に、当時の社長に「2級検定を取れ」という指示を受けたので
さすがに入ったばかりで右も左も分からない状況で、特別講習を受けてすぐに取れる自信が
無かったので、一度行ってみようと思い、参加いたしました。
実際の感想としては、普通に勉強になりました。
経営者としても、警備員としても。
しっかり勉強できるので、この警備員実践塾は、非会員の価格(8,800円)を払っても
納得できる内容だなと感じました。
また、会員の方は半額で受講できるので、千葉県警備業協会会員の方で向上心のある方は是非受講してみてください。
厚生労働省とタッグ!全国警備業協会
最後にご紹介するのは全国警備業協会です。
全国警備業協会では「警備員になろう」というコンテンツを提供しており、
就職氷河期世代の方向けの短期資格等習得コース事業という厚生労働省の管轄事業を
行なっており、所謂「就職氷河期世代」に対しての労働支援と採用支援を行なっております。
無料で勉強が出来たり、合同企業説明会なども行っているようですので、是非参加していただき、我々警備業界の仲間として活躍していただければとてもありがたいことだなと
私は思います。