警備会社の社長がこっそり教える緊急事態宣言中に増える犯罪

原則として怪しい電話やインターホン
ハガキ等は疑ってかかろう!

皆様新年あけましておめでとうございます。
2020年は大変お世話になりました。
2021年も気を引き締めて地域の安全を守るために尽力させていただきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。

さて、新年のあいさつは早々に、今回は、先日より出された東京、神奈川、千葉、埼玉での
緊急事態宣言について、緊急事態宣言中に起こりうる犯罪と
その対処方法についてのお話をさせて頂ければと思います。

緊急事態宣言中は在宅率が高い

緊急事態宣言中は原則として普段より在宅率が高い傾向にあります。
それに対して、空き巣などの不在を狙った犯罪というのは
幻想傾向にあると思います。

よって、在宅中に起こりうる犯罪というのを今回は挙げてみました。

点検強盗

ガス点検や水道点検などを装い、住居に侵入し金品を奪う強盗です。
昨今は高齢者を狙ったこのような点検強盗が多く発生しております。

点検強盗の対策は安易にドアを開けないこと!

点検強盗の対策としては安易にドアを開けないことが大切です。
特にガス点検や水道点検については事前に手紙が投かんされております

基本的にはその手紙が投かんされていない状況で「点検をしたい」などと言われた場合は
怪しんでいいのかなと思います。

また、緊急でのガス漏れや漏水などが発生することも確かにあります。
その際は会社名を聞き、在籍確認を行う事で、点検強盗の被害に遭わないのではないかと
思います。

振り込め詐欺

昔は「オレオレ詐欺」最近では「電話De詐欺」などとも呼ばれるようになりました。
メールや電話でありもしない請求を行ったり、最近では、壮大なシナリオを描いて
あたかも本当に払わないといけないように思いこませて払わせるという手法を取ってくる
振り込め詐欺も存在します。

「すぐ払え」は全部詐欺

まず「すぐ払ってくれ」というのは全部詐欺だと思っていいと思います。
例として、弁護士よりあなたの息子が交通事故を起こした。本日中に示談すれば被害届を取り下げるといった

一見するとすぐ誠意を見せれば取り下げてもらえるんだと思われがちですが
今日中に、本日中に

この言葉を言ってくる方は全部詐欺だと思っていいでしょう。

ハガキやメールで督促が来るのは全部詐欺(例外あり)

「携帯電話料金が未納なので払ってください」
「コンテンツ料金が未納なので払ってください」

緊急事態宣言が出されると、経済的に大きなダメージを受ける場合があります。
ですので、その分このような詐欺事案というのが増える傾向にあります

これらのメールは原則として身に覚えのないものは不特定多数に送ってくるメールですので無視してください

ただ、例外としてサービサーから送られてくるメールや電話は対応した方がいいかもしれません。
サービサーとは、法務省が認めた債権回収業務を行う業者です。
こちらよりサービサーの一覧を掲載している法務省のサイトがありますので
こちらの一覧にない業者はすべて詐欺です

サービサーを騙って請求してくる業者もいる

しかしながら、サービサーを騙って請求してくる詐欺業者もおります。
「私たちはサービサーです」と言いながら話を進める業者もいますので

確実に利用した覚えがある!ものでないならサービサーであっても支払う必要はないと
私は思います。

訴えられてから払う

債権の未払いというのは刑事事案でなく民事事案です
よって、逮捕されることはありません

本当に使ったかわからないものについては、基本訴えられるまで無視していいのではないかと思います。

実際に裁判所から債券取り立ての訴訟が提起されてから、支払うというのも一つの手です。
また、サービサーへ債券が移転した場合、多くの場合はクレジットカードやローンが組めない状況にある方が多いはずです。

そのような状況でない限り、その請求は詐欺と思っていいのではないかと思います。

詐欺や強盗には特に意識して過ごそう

詐欺や強盗は緊急事態宣言中に増えてくる事案であると思います。
特に東京、神奈川、千葉、埼玉における認知件数は上がってくるのではないかと思います。

我々警備を営む営業としては、このように啓蒙活動以外に
これらの犯罪を抑止する方法はありません。

我々はこのように可能性を伝えて
一人一人の意識を向上させることによって、緊急事態宣言中にこのような事件が
ニュースに流れないことを切に願います。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事