もうすっかり寒くなってまいりました。
この時期になると、だんだん乾燥してくるので、火事の心配が増えてまいります。
今回は、災害の話として、避難所のお話をさせて頂ければと思います。
ところで、冒頭にも書きましたが、避難所の場所、知っておりますか?
大体の方は広域指定避難所の場所や、近隣の小学校くらいは知っていると思います。
ただ、全ての避難所の場所というのは大体の人は分からないのではないかと思います。
今回は、この避難所の調べ方のお話をさせて頂きます。
避難所の種類
避難所は、ざっくり広域指定避難所・指定避難所・指定緊急避難所と3つの区分があります。
行政上の広域避難場所は「地震などによる火災が延焼拡大して地域全体が危険になったときに避難する場所」のことを指します。
一時避難場所が危険になった際に、この広域避難場所に集団で避難してくる。
その大きさは、火災の輻射熱から身体を守るためにおよそ10ヘクタール以上が必要だとされている。
このような目的から、大規模な広場(オープン・スペース)として、大規模公園や団地・大学などが指定されている。
「指定緊急避難場所」は、津波、洪水等による危険が切迫した状況において、住民等の生命の安全の確保を目的として住民等が緊急に避難する施設又は場所を位置付けるものであり、「指定避難所」は、避難した住民等を災害の危険性がなくなるまで必要な期間滞在させ、または災害により家に戻れなくなった住民等を一時的に滞在させることを目的とした施設となっている。
よって、東日本大震災のような死の危険性が切迫しているような状況であれば、広域指定避難所や指定緊急避難所へ一時的に避難すべきですし、
家屋の倒壊など、その後の生活を送る場所の提供は指定避難所にて行われることとなります。